地図はここ。
Bonaventure は、Bonaventure Regional County Municipality に属する村の一つ。
ガスペ半島の南側 Chaleur 湾沿岸を通るケベック州132号線沿いにあり、近くには、Bonaventure 川の河口がある。
村の名前は、13世紀のイタリア人である Saint Bonaventure に由来している。
Beaubassin、Grand-Pré や Port-Royal などそれまでの居住地を追われたアカディアンが1760年に拓いたため、現在の住民の多くがアカディアンを祖先に持つ。
中心部には、ケベック・アカディアン博物館(Musée Acadien du Québec)がある。
Percé 方面から Bonaventure に向かってケベック州132号線を西へ走る。
途中から緩やかなアップダウンが続き、低い場所には集落がある。集落には必ず教会があるが、集落ごとに教会の色や形が違うのが見ていて面白い。

いくつかの集落を越えて、Pabos という地域に入る。
132号線沿いにある魚屋 Marche Blaisで魚介類を見る。

あまり美味しそうではなかったので何も買わず。
ちなみに、この魚屋と Newfoundland の魚加工会社とが裁判で争った際の概要がウェブに掲載されている(5番目の記事を参照)。
魚屋の裏側はすぐ海。この辺りはプリンスエドワード島と同様に砂が赤い。

Pabos を抜けると、次の町は Chandler。
ここは、比較的大きな町。Dixie Lee というフライドチキンくらいしかメニューがないチェーンのレストランがある。こんなレストランでも、他に何もないのか、ネット上の評価で絶賛されている・・・。

Chandler には、連邦政府が管轄する Chandler 港がある。
Newport の町に入る。Newport は、Le Haut-Saint-François Regional County Municipality に属す。 この辺りの海は比較的水温が高く、夏の間は海水浴が楽しめるらしい。

Bonaventure の一つ手前にあるのが New Carlisle の町。New Carlisle は、ケベック党(Parti Québécois)の創設者にしてケベック州分離主義者であり、ケベック州首相も務めた René Lévesque が生まれた町である。René Lévesque という名称は、モントリオールの通りの名前やビルの名前にも使われている。
Bonaventure の町に入り、Bonaventure 川を渡るとすぐにケベック・アカディアン博物館がある。
博物館の敷地の川沿いには、ミニチュアの灯台が建っている。

ケベック・アカディアン博物館の建物。




Bonaventure 近郊には、バイオパーク(Bioparc de la Gaspésie)もあるらしい。
また、川ではカヤッキングや、サーモン釣りもできるらしい。



Caplan を越えると New Richmond。左手に海を見ながら走る。New Richmond には、Village Gaspésien de l'Héritage Britannique がある。
更に西に向かってケベック州132号線を走ると次の町は Maria。道沿いに観光案内所やそれに続く公園、ビーチがある。



ただしビーチは砂利。

更に西に向かうと Pointe-à-la-Croix。ここから New Brunswick 州の Campbellton に渡ることができる。
Bonaventure 村の公式ページはこちら。
Bonaventure の観光情報のページ
http://www.tourisme-gaspesie.com/en/labaie.html
http://www.baiedeschaleurs.ca/en/ (あまり有益な情報はない)
Wikipedia の情報
Bonaventure
ケベック州132号線
Saint Bonaventure