地図はここ。
1680年に一組の家族が移り住んできたことに端を発す。
18世紀中頃には、ファンディ湾とノバスコシア沿岸一帯の Acadia の中で、最大の町となる。
1755年からの Acadian 追放が行われた場所の一つ。
Acadia との地名は、1524年にイタリア人の Verrazano が、自分の探検した北米の大西洋岸一帯をそう呼んだのが始まり。その後、現在のノバスコシア州、ニューブランズウィック州や、一部のケベック州、米国メイン州が Acadie と呼ばれるようになる(Mi'kmaq 族の言葉由来との説もあり)。
17世紀中頃に主にフランスからきた移民の子孫が Adadian と呼ばれるようになる。
Grand-Pré は、UNESCO世界遺産への指定を目指し、カナダ政府によって暫定リストに登録されている。
一帯は Grand-Pré National Histric Site とされ、公園のようになっており、 当時の教会を模した建物や展示施設などがある。

公園の中心には、 エバンジェリンの像がある。
Acadian の追放については、19世紀の米国の詩人ロングフェローの叙事詩エバンジェリンによって広く知られるようになる。

現在では、Grand-Pré の町自体は小さく、上記の公園を除けば観光するようなものはない。

Grand-Pré National Histric Site から海に向かってしばらく行くとファンディ湾を望む浜に出ることができる。土が赤いため、浜の色も赤くなっている。

この浜沿いに建つのが Beach Breeze Motel。
建物は古く、設備も古くてボロいが、不潔な感じはない。値段も安く、何よりも海に近いというのが絶好のロケーション。


Grand-Pré の町の近くには、Wolfville という町がある。この町は歴史のある建物を使った B&B などが比較的数多くあり、メインストリートにはショップが立ち並んでいる。
観光案内所もあり、買い物や泊まる場所を探すには、こちらの町が便利。

Fundy 湾の奥部 Minas Basin は干満の差が激しく、満潮時に逆流する Shubenacadie 川でラフティングをするアトラクションがある。川の水は赤い。
Minas Basin 沿いの215号線は、集落はところどころにあるもののガソリンスタンドが非常に少ないので、ガス欠に要注意。
South Maitland には、古道具屋(アンティークショップ)もある。



Grand-Pré の観光情報は、Grand Pre 振興協会のサイトに詳しい。
Acadian や Cajun については、ここを参照。
また、エバンジェリンや、Acadian と米国との関係については、以下の個人のページも詳しい。
http://www.sanchai.net/CajunCountry.htm
Projet GenWeb du Québec
http://www.rootsweb.ancestry.com/~canqc/index.htm
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